区界高原子どもの丘林間学校

 青い青い どこまでも青い空や キラキラ輝く太陽 山のむこうにわきおこる まっしろい入道雲なんか 君はこのごろ みたことがあるかい?
風がふきわたれば 波のようにうねる牧草畑 サラサラさわやかな 白樺の葉ずれの音 ブナの林の奥深く さえずるミソサザイ ササの葉をひたして流れる小川には ヤマメが泳ぎ セミやトンボやカマキリが 『俺の森だぞ!』ととびまわる はいまわる。 そしてぼくらは かん声を あげておもいきりかける。
そんな丘の上に 夜になったら あたりまえだけど 月がでる。 それをぼくらは かがり火をたいてむかえるんだ。 まるくかこんで うたって おどって….。 ふっと夜空を見上げれば まわり一面 手がとどくほどに チカチカと またたく星の海だ。
夏休みに入ったら 君もきたまえ。 いのちあふれる 緑の丘で みんなといっしょに のびのびと遊び 学び はたらき 少年の日のよろこびを こころゆくまでもやしながら この夏の すばらしい思い出を この丘に きざみこもう。
それでは 元気で…. さようなら。
おとずれる君をまちながら
子どもの丘にて
林間学校初代校長

             馬 場 勝 彦